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撮影旅レポート|東北センチメンタルジャーニー

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長縄 美紀
クリエイティブディレクター
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2026,03,02
#ピープル

こんにちは、みっきーです。

先日、岩手県花巻市にある社会福祉法人光林会さんを訪ねてきました。
約1年半、イマココラボが伴走させていただいています。
今回は、その時間のなかで生まれている“今しかないリアル”を映像に残すための撮影でした。

撮影旅のなかで見えてきた、光林会さんの「今」をお届けします。

地域と共に歩む、先駆けの法人

光林会さんは、岩手県花巻市を拠点に活動する社会福祉法人です。
障害者支援施設の運営をはじめ、「るんびにぃ美術館」などの取り組みを行っています。

るんびにぃ美術館は、代表の三井さんが「障害のある方の存在や生き方を社会に届けたい」という思いから始められました。

近年、ヘラルボニーさんをきっかけに障害のある方のアートが広く注目されていますが、るんびにぃ美術館はそのルーツのひとつとも言われています。流行としてではなく、長年にわたり地域の中で実践を重ねてきた存在です。

現在は芸術活動の支援に加え、カフェやベーカリーの運営などの就労支援にも取り組みながら、「地域で共に生きる」社会を形にされています。

私たちは約2年前にご縁をいただき、理念づくりから業務設計、コミュニケーション活性、財務改善まで、経営全体を横断する形で伴走しています。

「本来の自分に出会った」

└撮影準備をするわたしたち

今回の撮影では、6名の方にインタビューをさせていただいたのですが、みなさんに共通してお聞きした問いがあります。

イマココラボでは”新しい自分に出会おう”という言葉を掲げているのですが、
この1年半の間に、あなたは新しい自分に出会いましたか?

少し考えたあと、複数の方から同じ言葉が返ってきました。

「新しい自分というより…もともといた自分というか…本来の自分に出会いました。

私たちがその表現を提示したわけではないのですが、自然と同じ言葉が選ばれていたことが印象的でした。

また、ある男性は、こう語ってくれました。

以前は怒りに支配される自分がいた。
でも同時に、目の前の人を助けたいと思う自分もいた。
その両方が、自分だったと気づいた

ある女性は、

これまでは一歩引いて、与えられた仕事をこなすのが働くことだと思っていた。
でも今は「仕事って楽しんでいい」と思える。
自分で考え、動けていることが嬉しい。

皆さんの言葉を聞いて、「わぁ……本当にすごいな」と思わず熱い想いがこみ上げました。

イマココラボでは「事業推進と人の変容をともに」という事業コンセプトを掲げているのですが、
その具体的な姿の一つを目の前で実感することができて、なんだか本当に感動しました。

働くことは、生きること

撮影のなかで印象に残っているのは、就労支援施設「さ〜ら」のビニールハウスです。

障害のある方と職員の皆さんが、小さな花を一緒に育てていました。
水をやり、苗を整え、販売する準備をする。いつもの仕事の風景です。

けれど、そこに立っていると、少し違う感覚がありました。

一人ひとりが無理に背伸びすることなく、その人のままでそこにいる。
そして、その姿にそっと寄り添いながら関わっている人がいる。

誰かを変えようとするのではなく、その人の可能性を信じて、日々を共に重ねている。

その風景を前にして、
働くことと生きることが、どこか地続きのもののように感じられました。

東京で仕事をしていると、成果や効率を軸に「働く」を考えがちです。
けれどあの場所では、もっと素朴で、もっと根源的な時間が流れていました。

私の中の「働く」という言葉の意味が、少し広がった瞬間でした。

変容の軌跡を、ひとつの物語に

撮影最終日には、これからの光林会をどうしていくか、2時間たっぷり対話しました。

└光林会のみなさんと、イマココラボのメンバー

どんな法人でありたいか。
どんな協働をしていきたいか。

みなさんとの対話が深まるほどに感じたのは、「仲間」という感覚でした。
こんな風に、思いが響き合っていて、一人一人の可能性に一生懸命な人たちを見ると、
そんな皆さんのために、何か自分のできることで貢献したいなという気持ちが湧いてきます。
お客様とそんな関係性を築くことができるのは、本当にありがたいことです。

今回のムービーは、この1年半の変容の軌跡をひとつの物語としてまとめます。

中小企業の経営者の方や社会福祉法人の皆さんにとって、
“事業と人の変容”を考えるヒントになる映像にできたらと思っています。

3月末公開予定です。ぜひご期待ください。

最後に、光林会の皆さん、この度は本当にご協力ありがとうございました。
そしてこれからも、共に新しい景色に出会い、新しい自分に出会っていく、
そんな道をパートナーとしてご一緒させていただければとても嬉しいです。